KYOKO SEKINE - HOTEL JOURNALIST

2014/01/12 | LIFESTYLE

“2014年、初旅は雪の東北八戸へ、TOHOKU EMOTION”

左:列車の外壁に書かれた旅心をくすぐるロゴ。
右:八戸駅での乗車は赤絨毯のメインエントラスから。両端のライトや幌にもこだわりがあるという。

1月12日、東京駅を7:32発の「はやて23号」で
青森県八戸に向かうため、初めての“グランクラス”に乗車しました。
贅沢な座席に、気分も最高潮・・・
朝食や飲み物の無料提供さえ遠慮して、ダサイ私でした。
もう20年も世界旅を続けているのに、旅に慣れたことがありません。

この日の目的は、東北レストラン鉄道「TOHOKU EMOTION」の体験!
走っているのは、八戸(青森県)~久慈(岩手県)間の八戸線です。
「TOHOKU EMOTION」と名が付いた特別なレストラン列車は、
そのチケットも、毎回、売り出す度に即完売の“プラチナチケット”で、
なかなか手に入りません。
http://www.jreast.co.jp/tohokuemotion/index.html

途中、海岸で地方の人が手を振り、歓迎のお見送り。

左:コース料理の最初は「前菜のアソート」から。どれも美味、特にホタテとカリフラワーのスープは絶品!
右:コースの3番目、メインは「白金豚(HKKINTON)アロマフレスカ風BBQスタイル。
柔らかい肉に香ばしいソースが美味しい。新鮮で薫り高いクレソンと、ぴったりのオリジナルドレッシング、
毎日でも食べたい!

八戸からの往路はイタリアン、久慈からの復路はデザートブッフェ、
約1時間45分くらいの短い時間を堪能します。
東北の山海の幸を列車内のオープンキッチンで調理してくれ、
みごとなランチコースを車内でいただく豪華な旅・・・。
さすがに復路のデザートブッフェは、ランチ後のため遠慮がちでした。

車両はたった3両編成で、真ん中の車両がオープンキッチン、
あと1両がテーブルの並ぶ一般席、もう1両は個室仕様になっています。
車両デザイン、BGM、インテリアデザイン、
東北の伝統工芸品などに彩られた車内で、贅沢な旅が完結します。

左:食事を終えた後のキッチン車両。この日のシェフ、高橋均氏は
「ホテルメトロポリタン盛岡」の副総料理長。
右:復路は岩手県久慈駅から。車内ではデザートブッフェが待っている。

でも、何より最大の魅力は食事の美味しさにありました!
東北の素材をふんだんに使い、心を込めて調理される美味しい料理。
1月から変わったばかりの冬の新メニューと、
東北の人々の温か~いもてなしも堪能し、大満足の旅となりました。
参りました~!!!

2014年1月12日