KYOKO SEKINE - HOTEL JOURNALIST

2013/07/23 | OTHERS

LCCに初体験、SCOOT(スクート)で飛ぶ
シンガポールへの旅

今話題のLCCに初搭乗し、シンガポールを目指しました!
搭乗するのは、2013年1月、「世界LCCアジア太平洋フォーラム」で
「LCC of the year」に選出されたSCOOTということもあり、
久しぶりにドキドキ、ワクワクの瞬間でした。

http://www.flyscoot.com/index.php/ja/

目指すは成田空港の第2ターミナル、その日はCカウンターでした。
チェックインカウンターの若い女性たちも好感度抜群、
これほどフランクに、親切に、チェックインを快適にできたのは
記憶にないほど…でした、驚きです。
行程は東京―台北―シンガポールの飛行の往復です。

実は、私はLCCの知識がほぼゼロでした。
まず、SCOOTはシンガポール航空の傘下にあり、
12都市に2通路の大型機が就航していること。
パートナーエアラインとの提携で、すでにシンガポールから
世界46都市にネットワークを展開していることなどを知り、
世界動向の変化を知らなさすぎる無知さに反省でした。

いざ乗り込んだ機内では、黒と黄色の制服の
ややミニ丈のワンピースを着た笑顔のCAたちが迎えてくれました。
なんとカジュアルで新鮮!
(これって、体型は自己管理でしょ。体の線が醜くなったら無理!)
しかも久しぶりに大型の飛行機B777-200です。

エコノミー席は一般航空会社のものよりもやや広めであり、
なんと、“スクートビズ”といって、ビジネス席もあるのです。
楽しみな食事は、エコノミー席は食事も飲み物も機内で買うのが前提ですが、
ビズはホットミールも飲み物もセットされています。
(当然ながら、持ち込みの飲食は原則NGですよ)

機内でもいろいろ新しい経験がたくさんありました。
仕事柄、世界中を頻繁に旅している私ですが、
何よりもSCOOTで感動的だったのは、
まず、CA(男女含め)の方々が真摯に仕事に向き合い
飛行中ずっと、快適なサービスを提供することに集中していることでした。
これは当たり前ではないこともしばしば・・・老舗の航空会社でも。

それと、LCCとして最大の魅力である“安価”に対し、
最大限の付加価値が提供されていることでしょうか。
安い料金ながら、それ以上の価値を見いだせるのは
利用者にとって大きな魅力ですよね。
SCOOTは、片道ずつチケットが買えるような設定なので、
旅の仕方をアレンジするのが容易に可能なこと、
サーチャージ料金を徴収していないこと、
サービスがきちんとしていて信頼ができること。

すっかりファンになりました。
これならLCCにまた搭乗しようという気持です。
搭乗者は若者を中心に、家族連れ、年配者まで、年齢層を問わず、
幅広く利用されているのもちょっと驚きでした。
正直、安い分だけ“我慢”も必要かと思っていたのですが、
なんの、この充実ぶりには、脱帽です!!

2013年7月23日